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香袋教室を体験!

20150115_01

本日私は香袋の手作り体験に行ってきました!!

もともとお香は好きで、香炉を使って焚いたりもするので楽しみだー

…しかしこんな日に限って、大雨!!!凄い振ってる!寒い!!

お陰でただでさえ正確性に欠ける京都の市バスは遅れているし、初めての場だからちょっと迷って凍えるし…

しかし何とか目的のお店に無事到着。
下京区夷馬場町にある“かほりの店 明日香”さん。民家の中にある小さなお香のお店だったのでちょっとわかりづらかったです。
お店はホントに“近所のお香屋さん”といった感じで、正直お洒落でもないし趣も無い。児童館とか公民館に机と椅子を並べただけのイメージでしょうか。

観光の体験としてはちょっと選ばれないような内装でした。

しかし特にがっかりすることもなく、ご店主にご挨拶。穏やかそうな雰囲気のロマンスグレーが素敵な方でした。

教室は他にも数珠のブレスレットやストラップ、手作りお香作り(各1,000円~)などありましたが、今回は香袋(1,000円)に挑戦しました。

体験は私一人だったのですぐに説明が始まり体験スタート!!

まずは簡単な香袋の説明や材料の説明の載った資料を配られ、実物を見ながら説明を受けました。

丁字(チョウジ)、大茴香(ダイウイキョウ)、桂皮(ケイヒ)、甘松(カンショウ)、竜脳(リュウノウ)そしておなじみ白檀(ビャクダン)。

それぞれガラス瓶に塊だったりそのままの大きさで入っていて、匂いをためさせて頂きながら1個1個丁寧に説明を受けました。

丁字は匂いがきつく、あんまり単体では好きではない香り。形は細い短い棒に先端に突起がついてました。

大茴香は八角形のお花の形で、スパイシーな香り。これは中華料理によく使われるようで形だけは私も見たことがありすよ!ちょっと甘さを含んだ爽やかな香り。

次に桂皮ですが…あ、この香りは良く嗅ぐ(笑)!桂皮はシナモンの原材料だそうです。シナモンスティックはよく見かけますが、あれはもっと加工が施してあるものらしくここで見せて頂いたのは名前の通りに“木の皮を乾燥したぜ!!”って風体だったので全然想像がつきませんでした。

それから甘松。「こちら名前が甘い松と書いて甘松です。いい匂いがすると思いますでしょう?」…ご店主さん……にっこり笑顔ですがそれ完全に振りですよね?少々嫌な予感(確信)を抱きながらも瓶に鼻を近づけ。。。。キツイ!!なんというか刺激臭といいますか硫黄のようなツンとくる匂い。え?こんなのも入れるの??

そして竜脳ですが、他の材料とは違った形状。ほかは植物を乾燥させたものだったのに対し、これは結晶状の樹脂だそうです。そちらも馴染み深い香り。実家の蔵とかお雛様を彷彿とさせる…樟脳だ!!厳密には樟脳とは別のものらしいですが、似た香気を放っており防虫効果もこちらもあるそうです。

そして最後は白檀!全てのお香に含まれていると言っても過言ではないそうで、これぞお香という香り。香木というだけあり割木を乾燥させたものを見せて頂きましたがその“木”自体が芳香を放っていると言うのは、なんだか不思議な気がします。

私が体験したところは3種類の調合レシピから選ぶという形式で、①オーソドックスな香り②桂皮の香りを主体にした香り③少し甘めの香りの3つから選びました。折角なので昔からよくある香りだという①に。
甘めの香りは最近の流行りのお香にある香りだそうで、サンプルを嗅がせて頂きましたが確かに③は若者受けしそうな、癖のない甘い香り。③にのみ使うというムスクやバニラ、甘味香料も折角なので試させていただきました。

ムスクの説明もしていただいたのですが、なんとこちら鹿から採取する香りと聞きました。発情期の牡鹿から分泌される分泌物を摂取しているそうなんですが、鹿!?…「え、殺しちゃうんですか??」「…いや!殺してはいないんじゃないですかね?」その間は何でしょう…。濁されましたが、調べてみたら昔は殺していたそうです。現在は殺さずに摂取しているそうで安心しました。。

そしていよいよ調合開始。細かく砕いた材料がそれぞれ入った器と調合用のお皿、スプーンをご用意していただきました。

調合レシピがあり、順番に混ぜるだけの簡単な作業なのですが「加えていくごとに変わる香りをみて下さい」とのことなのでゆっくり香りを確認。白檀、桂皮、丁字、龍脳、甘松の材料を順番に木のお皿に混ぜていきました。確かにドンドン複雑に香りが変化していき面白い!!以外だったのが、あんなに刺激の強かった甘松は匂いが目立つ事無く上手く全体を調和していました。好みで好きなものも加えてもいいとのことだったので、ちょっとだけ白檀をプラス。

加える事は出来ても、減らせないので注意され「それ絶対やっちゃうパターンやん・・・」程々を心がけました。過ぎたるは及ばざるが如しです(違う)。

調合が終わったものはお茶っ葉を入れる袋に入れ、ちりめんの布袋に入れてヒモで縛って完成!!布袋と紐は好みのものを数種類から選びました。私は蝶が好きなので、華やかな赤系の地に蝶のモチーフのかいったものに。中に一緒に綿を詰めると可愛くなりますよーとのことで綿もツメツメ。確かにぷっくりとして可愛い!紐は解けない結び方を教えて頂きましたが、これがほんとにずれない。今度荷物を梱包するときに使おう…。

仕上がったものは小さなパックに入れ、匂いが移らないようにして持ち帰られます。さて何処に使おうかなー。

あっという間の体験でしたが、分かりやすい説明でお店の方も気さくでお話も面白くて楽しかったです。お店を出るときも、雨の心配をしてくださったり帰り道の心配(土地勘が無かったので…)をしてくださったりとほっこりした気持ちになれました。

ただやっぱりお店づくりは大事だなーとものすごく実感。やっている内容はどこもそんなに変わらないのにお洒落さや垢抜けた感が無いので観光客が喜ぶ雰囲気では無かったのが残念。

いいご店主さんだったので、余計に惜しく感じられました。
次回は組紐体験に行ってきます!!

20150115_01

本日私は香袋の手作り体験に行ってきました!!

もともとお香は好きで、香炉を使って焚いたりもするので楽しみだー

…しかしこんな日に限って、大雨!!!凄い振ってる!寒い!!

お陰でただでさえ正確性に欠ける京都の市バスは遅れているし、初めての場だからちょっと迷って凍えるし…

しかし何とか目的のお店に無事到着。

下京区夷馬場町にある“かほりの店 明日香”さん。民家の中にある小さなお香のお店だったのでちょっとわかりづらかったです。

お店はホントに“近所のお香屋さん”といった感じで、正直お洒落でもないし趣も無い。児童館とか公民館に机と椅子を並べただけのイメージでしょうか。

観光の体験としてはちょっと選ばれないような内装でした。

しかし特にがっかりすることもなく、ご店主にご挨拶。穏やかそうな雰囲気のロマンスグレーが素敵な方でした。

教室は他にも数珠のブレスレットやストラップ、手作りお香作り(各1,000円~)などありましたが、今回は香袋(1,000円)に挑戦しました。

体験は私一人だったのですぐに説明が始まり体験スタート!!

まずは簡単な香袋の説明や材料の説明の載った資料を配られ、実物を見ながら説明を受けました。

丁字(チョウジ)、大茴香(ダイウイキョウ)、桂皮(ケイヒ)、甘松(カンショウ)、竜脳(リュウノウ)そしておなじみ白檀(ビャクダン)。

それぞれガラス瓶に塊だったりそのままの大きさで入っていて、匂いをためさせて頂きながら1個1個丁寧に説明を受けました。

丁字は匂いがきつく、あんまり単体では好きではない香り。形は細い短い棒に先端に突起がついてました。

大茴香は八角形のお花の形で、スパイシーな香り。これは中華料理によく使われるようで形だけは私も見たことがありすよ!ちょっと甘さを含んだ爽やかな香り。

次に桂皮ですが…あ、この香りは良く嗅ぐ(笑)!桂皮はシナモンの原材料だそうです。シナモンスティックはよく見かけますが、あれはもっと加工が施してあるものらしくここで見せて頂いたのは名前の通りに“木の皮を乾燥したぜ!!”って風体だったので全然想像がつきませんでした。

それから甘松。「こちら名前が甘い松と書いて甘松です。いい匂いがすると思いますでしょう?」…ご店主さん……にっこり笑顔ですがそれ完全に振りですよね?少々嫌な予感(確信)を抱きながらも瓶に鼻を近づけ。。。。キツイ!!なんというか刺激臭といいますか硫黄のようなツンとくる匂い。え?こんなのも入れるの??

そして竜脳ですが、他の材料とは違った形状。ほかは植物を乾燥させたものだったのに対し、これは結晶状の樹脂だそうです。そちらも馴染み深い香り。実家の蔵とかお雛様を彷彿とさせる…樟脳だ!!厳密には樟脳とは別のものらしいですが、似た香気を放っており防虫効果もこちらもあるそうです。

そして最後は白檀!全てのお香に含まれていると言っても過言ではないそうで、これぞお香という香り。香木というだけあり割木を乾燥させたものを見せて頂きましたがその“木”自体が芳香を放っていると言うのは、なんだか不思議な気がします。

私が体験したところは3種類の調合レシピから選ぶという形式で、①オーソドックスな香り②桂皮の香りを主体にした香り③少し甘めの香りの3つから選びました。折角なので昔からよくある香りだという①に。

甘めの香りは最近の流行りのお香にある香りだそうで、サンプルを嗅がせて頂きましたが確かに③は若者受けしそうな、癖のない甘い香り。③にのみ使うというムスクやバニラ、甘味香料も折角なので試させていただきました。

ムスクの説明もしていただいたのですが、なんとこちら鹿から採取する香りと聞きました。発情期の牡鹿から分泌される分泌物を摂取しているそうなんですが、鹿!?…「え、殺しちゃうんですか??」「…いや!殺してはいないんじゃないですかね?」その間は何でしょう…。濁されましたが、調べてみたら昔は殺していたそうです。現在は殺さずに摂取しているそうで安心しました。。

そしていよいよ調合開始。細かく砕いた材料がそれぞれ入った器と調合用のお皿、スプーンをご用意していただきました。

調合レシピがあり、順番に混ぜるだけの簡単な作業なのですが「加えていくごとに変わる香りをみて下さい」とのことなのでゆっくり香りを確認。白檀、桂皮、丁字、龍脳、甘松の材料を順番に木のお皿に混ぜていきました。確かにドンドン複雑に香りが変化していき面白い!!以外だったのが、あんなに刺激の強かった甘松は匂いが目立つ事無く上手く全体を調和していました。好みで好きなものも加えてもいいとのことだったので、ちょっとだけ白檀をプラス。

加える事は出来ても、減らせないので注意され「それ絶対やっちゃうパターンやん・・・」程々を心がけました。過ぎたるは及ばざるが如しです(違う)。

調合が終わったものはお茶っ葉を入れる袋に入れ、ちりめんの布袋に入れてヒモで縛って完成!!布袋と紐は好みのものを数種類から選びました。私は蝶が好きなので、華やかな赤系の地に蝶のモチーフのかいったものに。中に一緒に綿を詰めると可愛くなりますよーとのことで綿もツメツメ。確かにぷっくりとして可愛い!紐は解けない結び方を教えて頂きましたが、これがほんとにずれない。今度荷物を梱包するときに使おう…。

仕上がったものは小さなパックに入れ、匂いが移らないようにして持ち帰られます。さて何処に使おうかなー。

あっという間の体験でしたが、分かりやすい説明でお店の方も気さくでお話も面白くて楽しかったです。お店を出るときも、雨の心配をしてくださったり帰り道の心配(土地勘が無かったので…)をしてくださったりとほっこりした気持ちになれました。

ただやっぱりお店づくりは大事だなーとものすごく実感。やっている内容はどこもそんなに変わらないのにお洒落さや垢抜けた感が無いので観光客が喜ぶ雰囲気では無かったのが残念。

いいご店主さんだったので、余計に惜しく感じられました。

次回は組紐体験に行ってきます!!