Archive for : 1月, 2015

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今回は組紐体験に行って参りました!

場所は御所の直ぐ側にある安達くみひも館さんです。

今日は晴れてました!・・・・ええ晴れてました。出掛けは!!!

最寄り駅から出たらパラパラと。何なんでしょうか。呪われてるんでしょうか。

そして今回はさほど迷う事無くたどり付けましたが、、、じ、自動扉が、開かない、、だと?

お店にお電話し、開けて頂きましたがなぜこうもスムーズに私を招きいれてくれないのでしょうか?何かの試練でしょうか??

しかしこんなことで一々凹んでられません。職員さんに案内して頂きいざ中へ。

建物の中は資料館も併設しているような施設でなかなか広めで、体験場所は2階にありました。
2階は2部屋体験用のお部屋があり、中にはズラ~と座布団と作業をするためと思しき丸い台が並んでいて、団体さんの対応にも問題なさそう。

そして今回も私1人!ここぞとばかりに質問や写真のお願いをしました。1人だとつきっきりで教えて下さるのでありがたいです。

何を作るのかは実物の見本を見てから決めようと思っていたので、最初にサンプルを見せて頂きました。ストラップ、ブレスレッド、キーホルダー、イヤホンジャック(各2,160円)、髮飾り・飾り紐(2,700円、)眼鏡ストラップ(3,240円)・・・見本が可愛かったので髪飾り・飾り紐に決定!!色見本を見せてもらって、自分の好みの色を選びます。私は今回萌葱色(青緑)と金の組み合わせにしました。

右上から時計回り:メガネストラップ、ブレスレッド、ストラップ、イヤホンジャック
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右:丸台 左上:色見本 左下:飾り紐完成形
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いよいよ体験スタートです!

特に説明もなく始まったので(一人きりだったからかもしれませんが…)一々質問。今回の体験では丸台と呼ばれる台を使用し組んでいくのですが、組み始めの準備は職員さんがしてくださいました。

結構長い。これが編むと半分の長さになるそう!!
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4本の糸束(今回は青3・金1)を用意し撚り合わせた先にもおもりを付け、丸台の真ん中に開いている穴に通し4本に分けた糸束の先端にも重石を付けます。

この真中の重石の重さで編まれた紐がドンドン下に下る仕組み。
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後はひすら編んでいくだけの簡単な作業!!!
奥側にある1組の糸束と手前側にある1組の糸束を同時に持ち、それぞれ前後に移動させます。次はその横の糸束をそれぞれ持って今度は奥は手前、手前は奥と移動。その繰り返しで編んでいくだけなので作業としてはとても単純!昔流行ったミサンガよりも簡単です(説明が悪い?雰囲気で感じてください)

②を左手で④を右手で持ち、位置を下図のように前後させます。
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糸束にそれぞれ重石がついているため引っ張ったりなどの力を加える必要がないので楽に出来ます。ただ長いものたど時間がかかるため段々と肩」に負荷がかかって参りました。。。
重石に巻きつけている糸が台のギリギリになってくるとそれを伸ばす必要が出てきます。真ん中の重石も床にくっつく前に伸ばさなくては引っ張る力が働かないので様子を見ながら位置を変えて行きます。
この時注意なのが、編む順番を間違えてしまわないこと!!解くことも出来ますが、次はどこからか印を付けておくほうがいいですね。私ですか?もちろん間違えましたとも!

台のギリギリに!引っ張れば簡単にのびる仕組みです。
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・・・何だか写真だと私何もしてないみたいですが違いますよ。ちゃんと編んでますよ!!

私だけが参加者ということで、職員さんがつきっきりでそばについていて下さったので間違ったまま編み進めることなく無事に完成しました。

ここまで約40分!肩凝りました…
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最後の始末も職員さんがしてくださリます。先っぽに金の房を付けてもらうのですが、そこも職員さんにお任せ!
本当に編むことしかしていない!!

待っている間に3階の資料室を見学させて頂きました。
お話を聞いていると外国人の方も結構体験でいらっしゃるそうで、団体よりも個人での参加が多いのは意外でした。
なんでもホテルから「何かお勧めはない?」と聞いてこられるそうで、あとは飛び込みで資料館を見学されるそうです。
外国の方はやっぱり行動力があるな~。。

資料館は様々な組紐の台や資料が展示されていました。機織りの様に複雑な物もあり、図面があるそうですが何十もの糸束を編んでいくのは本当に職人技だなぁとしみじみ実感。
江戸時代の絡繰りが使われた大量生産用の機会もあり、こういうものが大好きなので大変楽しかったです。

そうこうしている間に房を付けて頂きました。
おお…!なんか売ってるのみたい!!(図々しい)
これを飾り結びしていきます。資料を見た時はもの凄く複雑に感じましたがやってみるとそうでもなかったです!たのしい(笑)
といか日本人は良くこんな結び方を考えるよなー…先達は凄いですな。

結び方の資料も頂けます。隣で一緒に結びながら教えてくださいました!
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完成がこちら!!

私があまりに写真をとるので「どうぞ箱に入れて撮ってください^^」と言って頂きました…
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最後はビニールに入れて貰えます。
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前回のお香袋と比べて作った感があり、作業も資料館も楽しめたので充実した体験でした!!

立地も駅からスムーズに向かえば5分程度で御所も近いので、観光のついでにもちょうど良い場所だと思います。

ただやっぱり“資料館”というか会社っぽい外観なので、飛び入りで体験しよう!とはなり辛いと感じました。入っていいのか分かりづらい。。。

楽しかったのでもっと体験出来る事をアピールすればとちょっともったいなくかんじました。
京都御所。余談ですが、私が体験している間はみぞれっぽいのが降ってました。。。
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次回は連鶴教室です!そんなのあるんですね!!

 

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さて今回は京友禅の“金彩友禅”と“竹かんざし作り”に行って参りました!!

・・・・ハイ。しれっと初めてますが、今回も連鶴ではございません。。。

いつか!必ず行ってきますので(泣)

今回お邪魔したのは京都国立博物館近く、三十三間堂の真横にある“京町家 体験工房 和楽”さん。

こちら築140年の古民家を改装された店舗です!!
これは外国人さん好きそうや~。
お店では骨董品や古道具も販売なさっていました。
古いお家を改装したお店だけあって玄関の間口は狭く、三和土には所狭しと様々な品物がな選んでいました!

しかしここで眺めていては永遠に先に行けません。
じっくり見るのは後にして、ご店主さんの案内によりお二階へ。

こちら曲がって真っ直ぐです。(もはや雨なことは気にしません。お気に入りの傘が使えるからね!!)
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和楽さん店先。骨董品がずらり
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私は任天堂さんが最初は花札を売っていたということを初めて知りました…
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階段は昔ながらの急なタイプでちょっと危険ですが、実家で経験済みなので恐怖も無くガンガン上ります。(※慣れない人はゆっくり上がりましょう。)
ギシギシと家鳴りが響く階段を上り二階へ。お二階はちょっと改装されていて、板の間になっているところに体験用のテーブルと椅子が並んでいました。
奥は畳の間になっていて、グループでの参加も可能となっていまいしたが、建物自体の間取りが小さいので何十人となるときつそうです。

そしてこの作業スペース。三十三間堂のちょうど真ん中なそうで、霊気の流れのとてもよい場所らしいです!!
スピリチュアリストの江原さんがおっしゃってたそうです。個人的には“スピリチュアル”という響きは特に興味は無いんですが、神社仏閣からの気の流れとかは本当にありそうと思っています。(横文字が苦手なだけ)

座っているだけでいい影響を受けないものでしょうか。。
体験スペース。窓の外の塀は三十三間堂のもの
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真ん中!…霊感など無いので特に何も感じませんが。。
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お二階にも様々なものが所狭しと置かれていて、体験そっちのけではしゃいでしまいました。
しかしあまりにもナチュラルと言うか、雑多に置かれていて、お話を伺っていると貴重品なのにいいのでしょうかと。。

個人的にはごちゃごちゃしているの大好きです。
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こちらは体験で使うお道具たち。
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この蓄音機は実際にも使えるそうです。聞かせて頂くの忘れていました…
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凄く欲しいと思ってしまったラジオ。
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舞妓さんのお写真。モノクロでも華やかだ~
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状態がよけれは博物館にでも展示出来るようなお品だそうです。。。めっちゃ触りましたが
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さて本当に始まらなさそうなので無理やり意識を体験の方へ!

こちらでは古い道具を使っての再利用的な体験を行ってらっしゃいました。
今回私が行ったのは“金彩友禅”(ランチョンマット1,800円)と“燻竹かんざし作り”(1,000円~)。
他にも古い木枠に糸や和紙を貼り付けて作る行灯作り(2,500円)や前回体験した摺込友禅(1,000円~)ありました。

いろんな種類全部出して下さいました。
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金彩友禅の体験を行っているところは少ないらしいので、今回こちらを体験することに。
絵を入れるものはランチョンマットにしました。(書いてて知ったんですが、ランチョンマットって商品名として確立されてるんですね)
前回の友禅体験と同じように型紙を選んで配置します。
またしても蝶を選んでしまいました。。。もう今後も蝶くくりでいこうかなぁ。

金彩友禅は型紙に糊を埋め込み、そこに金粉を載せて着彩を行って行く技法です。(ざっくり過ぎですみません)

色んな色の金粉たち。こちらで筆を使って色を付けて行きます。
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金箔シート。
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位置決め。お花は胡蝶蘭です。                  たしか
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ヘラに糊を掬い、型紙の穴の部分から布地に糊が付着するようにこすり付けて行きます。このとき隙間や空洞が空いたりしないように注意が必要です!
そして一番やらかしてはいけないのが、途中にピラッとめくってみない事!!!!
これは絶対やっちゃ駄目らしいのでご注意を。
ちなみに私、上手いと褒めていただきましたよ!(お気遣いありがとうございます)

刷り込み友禅と同じように針で固定しています。
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ここの糊付け作業が上手くいけば八割成功するらしいです。
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型紙を取り払ったもの。ちゃんと形になっています。
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ドアライヤーで乾かしていただきました。
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軽く乾いて来たらいよいよ金粉の出番です!!
正確には純金箔ではないようですが、キラキラとしていて綺麗ですよ〜。

ちょっとづつ色を乗せていきます。
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手元の写真を撮っていただきました!あまりにもパシャパシャ撮るから、、、
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お花のほうも同じように粉を乗せていき完成!
周りの余分な粉はお店の方がキレイにしてくださいました。

そしてお次ぎは竹かんざし作り!!

この竹、ただの竹ではございません。
民家の囲炉裏の煙に100年燻された竹を使用しております。
独特の風合いと艶があり、乾燥されているためとても丈夫なんだとか。
縄で締めていた部分はその模様状にあとが残っていました。
作り出されるまでに100年もの歳月がかかっているので、なかなか手に入りにくく 数も減ってきているそう。
お箸なんかに使うと一生ものとのことです。

そして茶杓にも使われるそうです。
茶杓は竹の節がくる位置が決まっているんですが、わざわざこの竹のこの部分を使って作って欲しいという依頼もあるとのお話を聞きました!
(ご店主さんは竹細工職人さんでもあるそうです)

かんざしの形には元々削ってあるので、作業としてはやすりをかけて磨いていくだけの簡単な作業です。
オプションとしてトンボ玉やガラス玉を付けたりも出来ます。

飾りの見本として出して頂いたガラス玉たち。
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ペーパーやすりで、燻された竹の皮部分は傷付けないように磨いていきます。
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つるつるになったらこんどは同じく燻された竹の欠片で磨きます。するとあら不思議、艶が…!
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磨き終わったら穴を開けて自分の好きなトンボ玉やガラスの飾りを付けて下さるんですが…
私は竹の風合いが気に入ったので何も飾りを付けない事に。
結構悩んだあげくです。お待たせしてすみませんでした。。。。

仕上げにお店の方が油(椿油だったかな)をすりこんでつやっつやに仕上げて下さいます。

見よこの艶を!
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これにて体験辞退は終了何ですが、本当に色んなお話を聞かせて頂きました。

私が古いものが好きという話から、ご店主がお持ちという帝国陸軍の軍服も見せて頂きました!!
「何か凄くテンション上がりましたね」と言われてしまいまい。。
お恥ずかしい。
だってかっこいいじゃあないですか!!
あとサーベルが揃えば完璧なんだとか。
是非また完璧な状態で拝見しに行きたいです。

ただもの作りの体験だけでなく、古いものや京都の伝統工芸についての興味深いお話もたくさん聞く事ができ、正に名物店主のお店でございました。

行きつけに一つ欲しいと思うような場所でした!

さて次回はようやく・・・・!

店頭にある燻し竹のかんざしたち。
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良い面構えでございます。
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べっ甲のかんざしもありました!あれって片側が抜けるよになってるんですね!!
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帳場。畳なのがまたよいです。
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完成品。やっぱり金は華やかですね。
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菓子きりではないです。
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裏面も油でつやつやです。
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まず最初にお詫び申し上げます。

私前回の最後に「次回は連鶴です!!」と書いていましたが…すみません嘘です。

いえ決して謀ろうとしたわけではなく予約の関係で…というわけで今回行って来たのは“摺込友禅”の体験です!!

お邪魔したのは“京友禅体験工房 丸益西村屋”さん。こちら町家を改装した素敵な外観のお店でした。

手前は和雑貨等のお店

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うなぎの寝床な道を抜けます。おおおおテンション上がりますね!!

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カフェも併設されていました。ワッフル…

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中庭を抜けた先が工房になっています。何これ楽しい。

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工房までの道も町家の作りを活かした内装になっていて、これは観光できていたらワクワクしますね!!

本日はお天気もよく(珍しい)中庭の開けた部分がとても気持ちよかったです。

盛り上がった気持ちのまま工房内へ!入って直ぐは友禅の和雑貨や風呂敷を販売してました。

ポーチやがま口等の雑貨がいっぱい。右奥が工房となっていました。

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午前中の割りと早い時間からの予約だったのですが、結構体験の参加者さんが多くいました。

観光の方がやっぱり多いですね~。そして外国のお客さんも多かった!!工房のスタッフさんは割りと人数も多くて若い。

英語対応が出来る人が結構いて、外国人さんの対応もとってもスムーズ。これは評判も良くなるなー。

さていよいよ体験スタート!!

染料を使うため、スペースにエプロンが用意してありました。

まず体験のメニューを決めます。

ハンカチ(1,300円)~帯揚げ(6,300円)と種類は様々。今回私はペンケース(1,800円)を選びました。

どれにするかだけでも迷いますね。。。ブックカバー(2,200円)とものすごく迷いました。

何を染めるか決めると、その次は描くデザインを決めます。

今回体験したのは友禅染の中の“摺込友禅”という技法で、これは型紙を使い絵を入れていきます。

予め型紙はつくられているので、種類毎にファイリングされたものの中から好きなデザインを選ぶようになっていました。

…これが一番迷う!!!私は鳥と蝶のモチーフが好きなので、どちらにするかでかなり時間がかかってしまいました。優柔不断はこれだから。

そして長考の末、蝶にしました!!というか花!お鳥様は次回にします。

工房内。予約を入れていたので、染料やエプロンは既に準備されていました。藍染め体験も行っているので天井にTシャツも。

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染料たち。

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今回選んだデザインです。上と右下を表面に、左下を裏面に配置することにします。

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初めはスタッフさんが実践されながらの説明を聞き、いよいよ体験スタート!!

私はペンケースだったので、黒い中袋をペロンとだしてしまいます。

まずデザインの入れたい場所に型紙を配置し、2本の針で止めます。

1組が何枚もの型紙で作るタイプのデザインは2箇所にマスキングテープで印を付け、2枚目以降も場所が分かるようにします。

1枚目を針で留め、マスキング。片側のペーパータオルはパレット代わりです。

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刷毛で染料を豆粒一つ分ほど掬い、パレット代わりのペーパータオルの上で刷毛に殆ど色がなくなるまでこすります。

そしてその刷毛を型紙の上から布に擦り付けるようにし、色を入れていきます。

途中きちんと色が入っているか確認します。ちょっとイメージより赤すぎた…。

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あとはドンドン進めいて行くだけ!!

ちなみに色の指定は無いので自分の好きな様に出来ます。

途中チョコチョコ職人さん(工房の若いスタッフさんとは明らかに雰囲気が違う方)が見に来てくださいました。

「もっと思い切って(色を)のせちゃった方がいいよ^^」とのお言葉。。。大学の頃からさんざん言われてきた言葉を今更聞くことになるとは・・・

それからは開き直って濃くしていきましたよ。

2枚目。マスキングが狂ってると大幅にずれていきます恐ろしい。

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めくって確認。よしよし。

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私は何個もデザインを選び、枚数もあるものにしたので時間がかかったのか気がつけばお客さんも入れ替わっていました。

いつの間に…!!

北山杉を使ったお箸造りとその箸袋の摺込友禅体験もあり、アジア系の観光の方たちが体験されていました。スタッフさんが多いと色々対応してくれていいですね。

そんなこんなで1個完成。もう一つの蝶は型紙の位置とずらしながら色を加えていきました。

最初赤にしすぎたので残りはピンクになるように気をつけました。

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蝶の位置決め。

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表面完成!蝶の位置が…

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表が終わったら次は裏面。裏面に行く頃にはペーパータオルもいっぱいいっぱいになっていました。

ちなみに今回のお花は表裏両方とも牡丹です!

同じように作業していきます。

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そして裏面も完成!!いや~楽しかった!

出来上がったものはスタッフさんがビニール袋に入れて渡してくれました。

帰ってからアイロンがけをして、染料を定着させればそこで作業終了なのですが…アイロンを、持って、いない。

スチームアイロンではダメですよねぇ?何とかせねば。。

まだギリギリお正月ということで、レジでおみくじもさせて頂きました~!

中吉だと景品が頂ける(大吉はもう終了してました)そうなのですが。。。。。

はい、小吉。

うん。知ってた。いいんです別に。。

こんな可愛いPOPが。「小吉:はずれ…」の文字が悲しい気持ちになりますね

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今回はいかにも“京都旅行の体験!!”という感じで旅のワクワク感を損ねるコト無く楽しめました。

なんというかこう「旅行に行ったらこんな雰囲気のところで遊びたい。」の理想と言いますか。。。(※個人差があります)

私が古い建物好きなせいもありますが、店舗内を見て回るだけでもとても楽しかったです。

2Fはギャラリーになっているそうです。

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タイルの流し場。たまりませんな。

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町家ならではの坪庭。

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ここはまた行きたいですね~!今度はお鳥様を描きに(笑)!!

グループでワイワイ行くのも楽しそうです。

ではまた次回に続きます!!次こそは!・・・鶴だといいな!

包装してくださったもの。

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裏面。中々華やかに出来たんじゃないでしょうか。

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本日私は香袋の手作り体験に行ってきました!!

もともとお香は好きで、香炉を使って焚いたりもするので楽しみだー

…しかしこんな日に限って、大雨!!!凄い振ってる!寒い!!

お陰でただでさえ正確性に欠ける京都の市バスは遅れているし、初めての場だからちょっと迷って凍えるし…

しかし何とか目的のお店に無事到着。
下京区夷馬場町にある“かほりの店 明日香”さん。民家の中にある小さなお香のお店だったのでちょっとわかりづらかったです。
お店はホントに“近所のお香屋さん”といった感じで、正直お洒落でもないし趣も無い。児童館とか公民館に机と椅子を並べただけのイメージでしょうか。

観光の体験としてはちょっと選ばれないような内装でした。

しかし特にがっかりすることもなく、ご店主にご挨拶。穏やかそうな雰囲気のロマンスグレーが素敵な方でした。

教室は他にも数珠のブレスレットやストラップ、手作りお香作り(各1,000円~)などありましたが、今回は香袋(1,000円)に挑戦しました。

体験は私一人だったのですぐに説明が始まり体験スタート!!

まずは簡単な香袋の説明や材料の説明の載った資料を配られ、実物を見ながら説明を受けました。

丁字(チョウジ)、大茴香(ダイウイキョウ)、桂皮(ケイヒ)、甘松(カンショウ)、竜脳(リュウノウ)そしておなじみ白檀(ビャクダン)。

それぞれガラス瓶に塊だったりそのままの大きさで入っていて、匂いをためさせて頂きながら1個1個丁寧に説明を受けました。

丁字は匂いがきつく、あんまり単体では好きではない香り。形は細い短い棒に先端に突起がついてました。

大茴香は八角形のお花の形で、スパイシーな香り。これは中華料理によく使われるようで形だけは私も見たことがありすよ!ちょっと甘さを含んだ爽やかな香り。

次に桂皮ですが…あ、この香りは良く嗅ぐ(笑)!桂皮はシナモンの原材料だそうです。シナモンスティックはよく見かけますが、あれはもっと加工が施してあるものらしくここで見せて頂いたのは名前の通りに“木の皮を乾燥したぜ!!”って風体だったので全然想像がつきませんでした。

それから甘松。「こちら名前が甘い松と書いて甘松です。いい匂いがすると思いますでしょう?」…ご店主さん……にっこり笑顔ですがそれ完全に振りですよね?少々嫌な予感(確信)を抱きながらも瓶に鼻を近づけ。。。。キツイ!!なんというか刺激臭といいますか硫黄のようなツンとくる匂い。え?こんなのも入れるの??

そして竜脳ですが、他の材料とは違った形状。ほかは植物を乾燥させたものだったのに対し、これは結晶状の樹脂だそうです。そちらも馴染み深い香り。実家の蔵とかお雛様を彷彿とさせる…樟脳だ!!厳密には樟脳とは別のものらしいですが、似た香気を放っており防虫効果もこちらもあるそうです。

そして最後は白檀!全てのお香に含まれていると言っても過言ではないそうで、これぞお香という香り。香木というだけあり割木を乾燥させたものを見せて頂きましたがその“木”自体が芳香を放っていると言うのは、なんだか不思議な気がします。

私が体験したところは3種類の調合レシピから選ぶという形式で、①オーソドックスな香り②桂皮の香りを主体にした香り③少し甘めの香りの3つから選びました。折角なので昔からよくある香りだという①に。
甘めの香りは最近の流行りのお香にある香りだそうで、サンプルを嗅がせて頂きましたが確かに③は若者受けしそうな、癖のない甘い香り。③にのみ使うというムスクやバニラ、甘味香料も折角なので試させていただきました。

ムスクの説明もしていただいたのですが、なんとこちら鹿から採取する香りと聞きました。発情期の牡鹿から分泌される分泌物を摂取しているそうなんですが、鹿!?…「え、殺しちゃうんですか??」「…いや!殺してはいないんじゃないですかね?」その間は何でしょう…。濁されましたが、調べてみたら昔は殺していたそうです。現在は殺さずに摂取しているそうで安心しました。。

そしていよいよ調合開始。細かく砕いた材料がそれぞれ入った器と調合用のお皿、スプーンをご用意していただきました。

調合レシピがあり、順番に混ぜるだけの簡単な作業なのですが「加えていくごとに変わる香りをみて下さい」とのことなのでゆっくり香りを確認。白檀、桂皮、丁字、龍脳、甘松の材料を順番に木のお皿に混ぜていきました。確かにドンドン複雑に香りが変化していき面白い!!以外だったのが、あんなに刺激の強かった甘松は匂いが目立つ事無く上手く全体を調和していました。好みで好きなものも加えてもいいとのことだったので、ちょっとだけ白檀をプラス。

加える事は出来ても、減らせないので注意され「それ絶対やっちゃうパターンやん・・・」程々を心がけました。過ぎたるは及ばざるが如しです(違う)。

調合が終わったものはお茶っ葉を入れる袋に入れ、ちりめんの布袋に入れてヒモで縛って完成!!布袋と紐は好みのものを数種類から選びました。私は蝶が好きなので、華やかな赤系の地に蝶のモチーフのかいったものに。中に一緒に綿を詰めると可愛くなりますよーとのことで綿もツメツメ。確かにぷっくりとして可愛い!紐は解けない結び方を教えて頂きましたが、これがほんとにずれない。今度荷物を梱包するときに使おう…。

仕上がったものは小さなパックに入れ、匂いが移らないようにして持ち帰られます。さて何処に使おうかなー。

あっという間の体験でしたが、分かりやすい説明でお店の方も気さくでお話も面白くて楽しかったです。お店を出るときも、雨の心配をしてくださったり帰り道の心配(土地勘が無かったので…)をしてくださったりとほっこりした気持ちになれました。

ただやっぱりお店づくりは大事だなーとものすごく実感。やっている内容はどこもそんなに変わらないのにお洒落さや垢抜けた感が無いので観光客が喜ぶ雰囲気では無かったのが残念。

いいご店主さんだったので、余計に惜しく感じられました。
次回は組紐体験に行ってきます!!

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本日私は香袋の手作り体験に行ってきました!!

もともとお香は好きで、香炉を使って焚いたりもするので楽しみだー

…しかしこんな日に限って、大雨!!!凄い振ってる!寒い!!

お陰でただでさえ正確性に欠ける京都の市バスは遅れているし、初めての場だからちょっと迷って凍えるし…

しかし何とか目的のお店に無事到着。

下京区夷馬場町にある“かほりの店 明日香”さん。民家の中にある小さなお香のお店だったのでちょっとわかりづらかったです。

お店はホントに“近所のお香屋さん”といった感じで、正直お洒落でもないし趣も無い。児童館とか公民館に机と椅子を並べただけのイメージでしょうか。

観光の体験としてはちょっと選ばれないような内装でした。

しかし特にがっかりすることもなく、ご店主にご挨拶。穏やかそうな雰囲気のロマンスグレーが素敵な方でした。

教室は他にも数珠のブレスレットやストラップ、手作りお香作り(各1,000円~)などありましたが、今回は香袋(1,000円)に挑戦しました。

体験は私一人だったのですぐに説明が始まり体験スタート!!

まずは簡単な香袋の説明や材料の説明の載った資料を配られ、実物を見ながら説明を受けました。

丁字(チョウジ)、大茴香(ダイウイキョウ)、桂皮(ケイヒ)、甘松(カンショウ)、竜脳(リュウノウ)そしておなじみ白檀(ビャクダン)。

それぞれガラス瓶に塊だったりそのままの大きさで入っていて、匂いをためさせて頂きながら1個1個丁寧に説明を受けました。

丁字は匂いがきつく、あんまり単体では好きではない香り。形は細い短い棒に先端に突起がついてました。

大茴香は八角形のお花の形で、スパイシーな香り。これは中華料理によく使われるようで形だけは私も見たことがありすよ!ちょっと甘さを含んだ爽やかな香り。

次に桂皮ですが…あ、この香りは良く嗅ぐ(笑)!桂皮はシナモンの原材料だそうです。シナモンスティックはよく見かけますが、あれはもっと加工が施してあるものらしくここで見せて頂いたのは名前の通りに“木の皮を乾燥したぜ!!”って風体だったので全然想像がつきませんでした。

それから甘松。「こちら名前が甘い松と書いて甘松です。いい匂いがすると思いますでしょう?」…ご店主さん……にっこり笑顔ですがそれ完全に振りですよね?少々嫌な予感(確信)を抱きながらも瓶に鼻を近づけ。。。。キツイ!!なんというか刺激臭といいますか硫黄のようなツンとくる匂い。え?こんなのも入れるの??

そして竜脳ですが、他の材料とは違った形状。ほかは植物を乾燥させたものだったのに対し、これは結晶状の樹脂だそうです。そちらも馴染み深い香り。実家の蔵とかお雛様を彷彿とさせる…樟脳だ!!厳密には樟脳とは別のものらしいですが、似た香気を放っており防虫効果もこちらもあるそうです。

そして最後は白檀!全てのお香に含まれていると言っても過言ではないそうで、これぞお香という香り。香木というだけあり割木を乾燥させたものを見せて頂きましたがその“木”自体が芳香を放っていると言うのは、なんだか不思議な気がします。

私が体験したところは3種類の調合レシピから選ぶという形式で、①オーソドックスな香り②桂皮の香りを主体にした香り③少し甘めの香りの3つから選びました。折角なので昔からよくある香りだという①に。

甘めの香りは最近の流行りのお香にある香りだそうで、サンプルを嗅がせて頂きましたが確かに③は若者受けしそうな、癖のない甘い香り。③にのみ使うというムスクやバニラ、甘味香料も折角なので試させていただきました。

ムスクの説明もしていただいたのですが、なんとこちら鹿から採取する香りと聞きました。発情期の牡鹿から分泌される分泌物を摂取しているそうなんですが、鹿!?…「え、殺しちゃうんですか??」「…いや!殺してはいないんじゃないですかね?」その間は何でしょう…。濁されましたが、調べてみたら昔は殺していたそうです。現在は殺さずに摂取しているそうで安心しました。。

そしていよいよ調合開始。細かく砕いた材料がそれぞれ入った器と調合用のお皿、スプーンをご用意していただきました。

調合レシピがあり、順番に混ぜるだけの簡単な作業なのですが「加えていくごとに変わる香りをみて下さい」とのことなのでゆっくり香りを確認。白檀、桂皮、丁字、龍脳、甘松の材料を順番に木のお皿に混ぜていきました。確かにドンドン複雑に香りが変化していき面白い!!以外だったのが、あんなに刺激の強かった甘松は匂いが目立つ事無く上手く全体を調和していました。好みで好きなものも加えてもいいとのことだったので、ちょっとだけ白檀をプラス。

加える事は出来ても、減らせないので注意され「それ絶対やっちゃうパターンやん・・・」程々を心がけました。過ぎたるは及ばざるが如しです(違う)。

調合が終わったものはお茶っ葉を入れる袋に入れ、ちりめんの布袋に入れてヒモで縛って完成!!布袋と紐は好みのものを数種類から選びました。私は蝶が好きなので、華やかな赤系の地に蝶のモチーフのかいったものに。中に一緒に綿を詰めると可愛くなりますよーとのことで綿もツメツメ。確かにぷっくりとして可愛い!紐は解けない結び方を教えて頂きましたが、これがほんとにずれない。今度荷物を梱包するときに使おう…。

仕上がったものは小さなパックに入れ、匂いが移らないようにして持ち帰られます。さて何処に使おうかなー。

あっという間の体験でしたが、分かりやすい説明でお店の方も気さくでお話も面白くて楽しかったです。お店を出るときも、雨の心配をしてくださったり帰り道の心配(土地勘が無かったので…)をしてくださったりとほっこりした気持ちになれました。

ただやっぱりお店づくりは大事だなーとものすごく実感。やっている内容はどこもそんなに変わらないのにお洒落さや垢抜けた感が無いので観光客が喜ぶ雰囲気では無かったのが残念。

いいご店主さんだったので、余計に惜しく感じられました。

次回は組紐体験に行ってきます!!